イスラム教徒の中では豚は
イスラム教徒の中では豚は特に忌み嫌われており、ユダヤ教徒と同様に悪魔の化身に等しく扱われている。
近年では、日系企業が現地で生産していたうま味調味料の製造過程で豚由来の酵素を使用(商品自体からは酵素は除去されていた)していたことが発覚し、イスラム教国であるインドネシアで大問題になった事がある。
またイスラム教では飲酒を禁じており、これは酩酊を楽しむ文化・手段としてもっぱら麻(大麻)が用いられてきたという歴史的経緯に拠っている。世界の酩酊文化は大別して酒(アルコール)と麻に二分されており、どちらかが主流の社会では他方を禁忌とする例が多く、イスラム圏ではこの例に漏れず、麻が主流であり酒を禁忌としているということである。
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その裏づけとして、麻は比較的乾燥した気候でも育つが、逆にアルコールを醸造するための穀物や果実は大量の水と広大な農地を要求するため、砂漠や乾燥した気候で暮らす民にとってアルコールは看過し難い浪費と映った、などという解釈もなされている。
但し、当然のことながら建前と実態は違うものであり、イスラム世界でも飲酒は広く行われていた。また豚肉を食べるムスリムも決して皆無ではない。
ヒンドゥー教では牛を聖別するため、牛肉食に関する制限があるのみならず、多くが菜食主義者である。 また、菜食主義の例として、マハトマ・ガンディーは、菜食主義者のカースト出身であった。
しかしもちろん建前と本音の乖離は、他の社会同様小さくなく、歴史上王侯貴族は肉食を楽しんでいる。